仏教系女子大を受験しました

高校3年時の受験用クラス分けで、理数科目の成績があまり良くなかったため、私立文系コースに入りました。

当然、当時の共通一次試験を受験するには科目数が足りず、だからといって地元や隣県のレベルの低い大学・短大に行くのは親が許さなかったため、1.歴史・知名度があり、2.学費があまり高くなく、3.学寮がある女子大という条件で絞り込んだ結果、受験した女子大しか残りませんでした。

仏教系は有名校でもミッション系などに比べて割合学費が安い場合が多く、また自分が学びたかったのが国文科の古典だったため、所蔵図書の多さや研究で有名な教授陣がいたことも決め手になりました。

また受験した女子大には4つの大きな学寮があり、生活面でも安心感がありました。

同じ志望校の友人と一緒に勉強

母校の私立文系コースからは、慶応早稲田や東京六大学同志社などに行く同級生の他は、みな隣県の大学に行ってしまうため、私が受験した女子大を目指しているのは違うクラスの女子一人だけという状態でした。

 

先輩もあおらず、先生たちも「適当に勉強すれば受かるでしょ」という放任主義だったので、もう一人の女子と一緒に赤本を買い、一緒に学校情報を集めて回りました。

今のようにネットもないので調べる方法も少なく、仏教系ということで檀家寺の和尚さんに聞いてもらったり、時間と手間がかかりました。

傾向と対策も分からず、3教科ではありましたが抜け漏れのないよう励ましあいながら二人で勉強しました。

当時、周囲に塾に行く生徒はほとんどおらず、みなひとりで勉強していました。

高校の漢文の授業が功を奏した

試験では少しヤマを張っていたのですが、そこは見事に外れて心配しましたが無事合格できました。
外部進学は狭き門だったと聞くので、その後の授業では思ったより楽だったと思います。

私の高校では特別に「漢文」の授業が別にあり、生徒は全員白文の読み下しをやらされていましたが、他校出身者には珍しいと言われました。

実は試験問題に漢文が思ったより多く出題され、他の人たちはそこでつまずいたと聞かされ、何が幸いするか分からないと思いました。

心構えは今も昔も変わらず

今はツールがたくさん揃っていて、情報収集にも学習にもとても良い時代だと思います。

でも受験の心構えは今も昔もあまり変わっていないのでは、とも感じています。
私は古典が勉強したい!という強い思いがあったので、情報収集も重点が分からない受

験勉強も自分なりに頑張れたのだと思います。
たとえ前例がなくても自分が作るんだ!という気持ちで向かい合えば必ず結果は出ます。
頑張ってください。